![](https://static.wixstatic.com/media/da1020_36f65d983de648a9b97199c7e093fd2c~mv2.jpg/v1/fill/w_720,h_720,al_c,q_85,enc_auto/da1020_36f65d983de648a9b97199c7e093fd2c~mv2.jpg)
『オランウータンに会いたい』
・久世濃子 著
・あかね書房
『オランウータンに会いたい』紹介
お茶目でひょうひょうとした文体と内容に誘われるように一気読みした「オランウータンに会いたい」。これが面白かった! オランウータンの生態も、そして、筆者も。
夏休みには100冊以上もの本を読んでいた著者の久世濃子さんは、動物の本がきっかけで野生動物の研究をしたいと思うようになります。
フィールドワークならではの苦労、楽しいお話がとてもわかりやすい文章で書かれています。「一斉開花」「一斉結実」のお話や、「フランジ・オス」への変身などはとても興味深いものです。
絶滅の危機にあるオランウータン。オランウータンを知ることで、環境問題について考えられる一冊です。
読書感想文の手がかり
今や絶滅の危機にさらされているオランウータン。彼らに対して、われわれは一体どうすればいいのか筆者は教えてくれます。
普段の買い物では価格を見るだけでなくその製品がどうやって作られているのか考えてみるーー身近な製品が遠く熱帯雨林につながっているのだと意識することが大切です。この意識が、オランウータンだけでなく様々な生き物たちをも守ることになるでしょう。
遠い国の話ではなく身近なことに引き寄せて感想を書きましょう。
全体としては、面白かったこと、驚いたこと、大変だなと思ったこと、勉強になったこと……がたくさんあるはず。付箋を活用するのもひとつの手です。
・知らなかった→ 本を読んで知った→ 学んだ
それらを中心にして感想文を進めてみましょう。
その際、ただ印象的な場面を羅列するのではなく「自分だったらどうするか」など、やはり自身に引きつけ深めていくのがポイントです。
Comments