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書くことから身につく〝5つの力〟

■  創造力

クリエイティブな思考を思いっきり広げる

ひとには何かを創りたいという欲望があります。そして、せっかく創ったのであれば、多くの人に知って欲しい、認めて欲しい、評価して欲しいという思いが出てきます。

もともと子どもはお話をつくることが大好き。

フォリウムは、お子さまの〝書くこと〟への抵抗力を無くし、創造する喜びを最大限に引き出すことで、クリエイティブな力を育てます。

■  論理力

自分の考えを言葉にし、相手に伝える

「うちの子、本は好きなのに国語が苦手です」という保護者の方のお声をよくいただきます。一方、子どもたちは「分かっているけど、書けない」「書くのが面倒!」と。

しかし、厳しいことを言えば、入試で「分かっていた」は通用しません。どんなに素晴らしい意見を持っていても、どんなに本文を理解できていたとしても、それらをきちんとアウトプットしなければ相手には届かないのですから。

大事なことは、自分の意見を相手に伝える論理力と文章力です。プレゼンテーションの機会もますます増える中で、論理力の重要性は目先の入試に限ったことではありません。

フォリウムは、単に言葉遣いや文法のミスを指摘するだけの添削ではなく、論理の流れや文章全体の構造をとらえ広い視野から指導します。

 

■  表現力

時には技術を超えて表現する

美味しそうなケーキを想像し、それを食べるところを原稿用紙1枚で書いてみてください。……大人ほど「絶妙な組み合わせ」「ふわふわのクリーム」といった表現を使っていませんか。型のおかげで、そつのない表現ができる側面もあるのですが、大人ほど知識と知恵に頼り、紋切り型の表現に陥ってしまいます。これは、ものを丁寧に観察し感じようとする力が鈍っているのかもしれません。

子どもの情操を育てるには〝書くこと〟が最適です。

さて、先ほどのケーキ。以下、子どもの作品です。

「スプーンは冷たくて、ケーキは少しあたたかかった」

「私はモンブランの頂上を目指してフォークでよじのぼった。うずをのぼっていくと、おまちかね、てっぺんにくりがあった!」

五感をフルに活用した型にとらわれない表現です。

フォリウムでは書く方法と技術を伝えながらも、型にはめるだけの指導は行いません。年齢に相応しいオリジナリティのある自由な表現を見つけて引き出していきます。

■  情緒力

内を見つめることで、自分を大切にする

「ヤバい」「むかつく」、ネットでは「神すぎる」「草生える」……こうした粗雑なことばを多用していると、相手に自分の心の機微をうまく伝えられないどころか〝自分〟が今、どのような感情なのか理解できずに短絡的な思考に陥ってしまいます。

子ども同士けんかをした時、けんかの原因やそれぞれの言い分を話させると子どもは少しずつ落ち着きます。それは、子ども自身が、ことばで表現することで自分の気持ちを客観視したうえで、それを理解・整理し、感情をコントロールしていくためです。その過程で相手を思いやり、人にやさしくすることも学ぶでしょう。

SNSが主流の時代だからこそ、自分を大切にしながらネットと上手く付き合う力が求められます。状況を冷静に判断し、自身の感情をコントロールする力、ひいては、キレない力、しなやかに対応する力、とも言い換えられます。

書くことはデトックス効果もあります。じつはこれ、大人こそ必要なのかもしれません。

 

■  読解力

「書くこと」は「読むこと」

読んで書く、といえば読書感想文。読書感想文といえば、夏休みの宿題。大人だって同じ道を歩んできたはずなのに、すっかり忘れて一行も書けない子どもにイライラ。夏の風物詩です。

確かに読書感想文は難しい。なぜなら、1.誰に読まれるか意識しながら、2.作品の主題を読み取り、3.自分に引き寄せて、4.自分の言葉でまとめなければならないからです。ひとつでも難しいのに、いくつものハードルを乗り越えなければなりません。

ついネガティブにとらえられてしまう読書感想文を、フォリウムではポジティブにとらえて楽しみます。子どもたちがみずから感想文を完成させるよう、寄り添い、サポートします(読書感想文は夏に書く必要はありません。作品を残しておくのもひとつの手、ですね)。

「書くこと」と「読むこと」は表裏一体です。「書く」ために丁寧に本を読み、考えるという経験を通して、ふだんの読書の質を向上させます。

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