過去問ってどうやって取り組めばいいの?

更新日:2021年8月22日


朝晩寒くなったと感じるようになれば過去問の季節到来です。フォリウムでも過去問演習が本格的に始まっています。

今回は過去問に対するフォリウムの考え方をまとめました。


なぜ過去問をやらなければならないの?

志望校の傾向と対策を自分自身で掴むため

過去問を解いて「記述が多いな」と気づけば授業の受け方も変わります。「漢字で点を落としすぎた!」と気づけばすぐにでも対策をとれるはずです。


また、志望校の偏差値と「国語」の難易度は一致しません。難関校だからといって国語も難しいというわけでも無いですし、逆もまたしかり。


自分で解いてみた感覚が全てです。

なにはともあれまずはやってみる。


子ども自身がぶつかって「実感する」ことで、これまで漠然としていた「受験」がにわかにリアリティを持ちはじめ、何かしらの感想が湧きます。感想の後には反省が生じ、そして対策が立てられるはずです。

その方向が正しいかどうか見極めてサポートするのが私の役目です。


志望校に合格する気持ちを高めるため

卒業生に聞いてみると「過去問演習はしんどいけど、案外楽しかった。宿題そっちのけでやってた!」と言います。


うん、後半の言葉は聞こえなかったことにします。


日々の宿題が筋力トレーニングだとすると、過去問演習は思いっきり戦略を試せる練習試合みたいなもの。

そりゃ宿題より楽しいです。


当初の目的を忘れずに練習試合を重ねていけば、その延長線上に本番、勝利へのルートが見通せてくるはずですが、これがただの勝ち負けで一喜一憂するゲームになるのは相当危険なこと。こだわるべきは「対策」です。


過去問演習の準備

解答用紙は本物に近づけて

国語の場合、解答枠の大きさも解答の手がかりになります。必ず実物大で演習しましょう。


取り組む年数は一概には言えない

一般的には「難関校10年、第一志望5〜10年、第二志望3〜5年、第三志望以降3年」と言われていますし、私も尋ねられたらそのように答えています。

しかしいつもそう答える時には、奥歯に物が挟まったような言い方になってしまうのです。

なぜなら、人によって全く違うから。

たとえば創作、グラフの読み取り、自由記述など傾向に特徴がある学校はそれ相応の練習が必要になるでしょう。

「国語はいいから算数やって!」と言うぐらい科目(とくに国算)のバランスが悪いければ、やるべきことの優先順位を考えなければなりません。

併願校によっても違いますし、お子さまのキャパによっても違う。

一緒に取り組む中で調整していくのがベストです。


解答の管理には気をつけよう

なぜか過去問だけ高得点、ということは毎年必ず起こります。

これまでやってきた過去問の結果は全部インチキだった、しかもそれが試験直前に発覚ーーなんてゾッとする事態にならないようご家庭で工夫されることをおすすめします。


ところで普段はそんなことをしないのに、なぜ過去問に限って解答を見てしまうのでしょう?


ひとつは、志望校の問題を解くことがお子さまにとって思いの外プレッシャーだからです。気になるのは重々承知ですが、どうぞ保護者の方は点数だけでお子さまを責めるのはおやめください。最初のうちは、受験者平均点より何十点も下というのはざらです。


ふたつめに、塾のテキストとは異なり解答が別冊でないことが多く解答を見やすい環境下にあるからです。これはもう物理的な問題ですから、ちぎるなりコピーするなりしましょう。


意外と見過ごされがちなのが、読書感覚で先に全ての素材文を読んでしまうこと。たいてい国語好き、新しいテキストを手に入れれば片っ端から読んでしまうタイプの子で、悪意は無いものの初見で立ち向かう演習の趣旨から外れてしまいますのでやめましょう。


いよいよ演習開始!

最新年度から解く

傾向を知ることが目的ですから、基本的には最新の年度から順に解きます。最新年度を大事にとっておいたら入試が終わっていた、ということにならないようにしましょう。


本番さながらの緊張感を持つ

・途中で立ち歩くことのないよう筆記具や時計は最初に用意しておく。鉛筆は削っておく。

・落ち着いた環境を作る。テレビを観ながら、音楽を聴きながら、おやつを食べながら、ペットと戯れながらは厳禁! 弟さん妹さんは離れて心の中で応援してあげてくださいね。

・集中力に欠ける時や眠い時はやらない。

本番と同じ丁寧な字を心がける。丁寧な字は時間を必要とします。それを含めて時間内に解けるかどうかを試します。


最後に フォリウムで受講する際の注意点

・「問題」「解答用紙(解き終わった状態のもの・自己採点はしなくていいです)」「解答」をお送りください。合格者平均点・受験者平均点などが分かるデータがあれば併せてお送りください。スキャンして提出した後は、授業日までに自己採点をしたり解答や解説を読んだりしても構いません。

・「提出 → アドバイスを受けて対策を講じる→ 次年度にチャレンジ」のサイクルをイメージしておきます。

・授業前に添削済み答案をお送りします。目を通して授業を受ける準備をしましょう。オンライン授業は「問題の解説」に留まりません。過去問を解いた感想、反省、自身で分析した学校の傾向、今後の対策等を聞きますので、答えられるように意識しておきましょう。

・お通いの塾の先生は、他科目とのバランスや年間のカリキュラムをもとに指示を出されますから、まずは塾の先生の方針と指示を優先してください。フォリウムは、受験生と受験生のご家族のサポートに徹し、セカンドオピニオン的に最善策を打ち出す努力をすることをお約束します